頭痛に関するこんなお悩みで
お困りではありませんか?
慢性的な頭痛に悩まされている人は約3000万人(15歳以上の国民の3人に1人)いると言われており、とくくりに頭痛と言われていますが、頭痛には色々な種類があり、約350種類あるとも言われています。
頭痛には大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛、その他の3つのタイプに分けられますが、当院で治療をおこなう頭痛は一次性の頭痛といわれる命の危険がないタイプの頭痛です。
一次性頭痛
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛
- 後頭神経痛
- 混合型頭痛(片頭痛と緊張型の頭痛を併せ持つ)
- 薬物乱用頭痛(薬の飲みすぎ)
緊張型頭痛
日本人に一番多い頭痛で、身体的・精神的なストレスが複雑に絡み合って関係していると言われています。
首肩のコリが主な原因で、無理な姿勢の維持や長時間のデスクワークなどにより首から頭にかけての筋肉が固くなり緊張することによって、血流が悪くなると疲労物質などがたまりそれが神経を刺激し痛みを引き起こします。
数時間から数日にかけて起こる頭痛(稀発・頻発反復性)と毎日のように起こる慢性の頭痛があります。
緊張型頭痛の症状
特徴として頭が締め付けられるような重く鈍い痛みを感じます(頭重感=ずじゅうかん)。我慢できないほどの痛みが起こるのは稀です。一日の中でも午後から夕方にかけて痛みが増す傾向があり、首肩こりや目の疲れ、ふわふわとしためまい、全身のだるさなどを訴えます。
緊張型頭痛の対処法
この頭痛は血流が悪くなっているので、お風呂に入る、患部を温めることにより楽になります。
首肩こりが緩和することにより楽になるので、肩をグルグル回したりストレッチをするのもおススメです。
しかし片頭痛を伴っている混合型頭痛だと、血流をよくしてしまうと悪化することがありますので注意してください。
片頭痛
片頭痛は頭の片側もしくは両側に脈を打つようなズキンズキンとする頭痛で吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
一度痛みが起こると数時間から2~3日、痛みが持続します。
痛みが起きている場合に体を動かすなどして頭の位置を変える・お風呂に入ったりして温めると痛みが悪化します。また光や音、においに敏感になる為、普段は気にならない音がうるさく感じたり、それほどまぶしくない光をまぶしく感じたりします。
片頭痛の誘発因子
- 飲食物
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- アルコール(ポリフェノールを多く含んだ赤ワイン・ロゼワインなど)
- 中華料理に使われるグルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)
- チーズ・ヨーグルトなどの発酵乳製品
- チョコレート・ココア
- ハムやソーセージに含まれる亜硝酸塩
- 果物などの柑橘類
食品が頭痛に影響するかは個人差がありますので、あまり神経質にならず、取りすぎないように注意する程度でかまいません。
- 空腹
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空腹になると低血糖になり血糖値が低下すると、脳の血管が拡張して片頭痛を引き起こすことがあります。
- 寝すぎ
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寝すぎたための頭痛は、片頭痛か緊張型の頭痛のどちらかによって違います。
片頭痛の場合、睡眠中は脳の活動が穏やかになり緊張が解ける為、脳血管が拡張しやすくなります。その為、睡眠時間が長くなればなるほど通常より血管が拡張するため、血管の周りにある三叉神経を刺激しやすくなり、頭痛が起きます。この場合はカフェインが入った食品を取るといいでしょう。空腹の場合も同じです。
取りすぎはカフェイン中毒になりますので、注意してください。
緊張型の場合、睡眠中は首肩を動かすことはあまりないので、血行が悪くなります。それにより頭痛が誘発されます。
このような時は、首を冷やさないようにタオルなどを巻いて寝ると良いでしょう。
また寝すぎると空腹になる為、頭痛を起こすことがあります。
- 気圧の変化・温度差
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台風などで低気圧になると抑える力が弱くなり、身体が多少膨張します。(通常の状態は人の内側は陰圧になっています。低気圧でそれが逆転します。)それとともに頭の血管も拡張するため痛みを起こします。山の上でスナック菓子の袋がパンパンになるのと同じです。
また急激な温度差でも血管が開きやすくなるために頭痛を引き起こします。
クーラーの効いた部屋から暑い外に出て、太陽の光を見た途端に頭痛を起こすこともあります。
- 体質
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頭痛体質は遺伝ではありませんが、体質は受け継ぐことがあります。(2親等内に頭痛持ちの方がいらっしゃることがほとんどです。)
特に母親から受け継ぐことが多く、半数が頭痛を受け継ぎます。
片頭痛体質は1代隔てた孫に受け継がれやすく、子供から見て母方の祖母がひどい片頭痛持ちということがあります。
また自分は頭痛持ちではないが、2親等以内に頭痛持ちの方がいると頭痛体質を受け継いでいることがあります。
- ストレス
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ストレスから解放されたときに緊張していた血管が緩み頭痛を起こします。
仕事から解放される週末になると起こる頭痛は「週末頭痛」と呼ばれています。週末も休まずにアクティブに動かれている方は月曜日に頭痛が起こることがあります。
予防策として、休みの前の日に休日にやることの予定を立て2~3回頭の中で確認してから寝るようにして下さい。
そうすることで適度な緊張を保つことができ、片頭痛を起こしにくくなります。
- 生理前後
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生理前後や排卵日などにエストロゲン(女性ホルモン)が減少すると血中のセロトニンも減少するため、血管を収縮させることができなくなり脳血管が拡張して頭痛が起こります。
ピルの服用やホルモン補充療法が引き金となり症状を悪化させることがあります。
妊娠中や閉経後は女性ホルモンが安定するため、片頭痛は起こりにくくなります。
片頭痛の対処法
片頭痛が起きてしまったら、横になることが一番です。光や音に過敏になるので暗く静かな部屋がいいでしょう。そのまま睡眠をとることも治療の一つになります。
緊張型頭痛の時は温めたほうがいいですが、片頭痛の場合は痛むところを冷やすと痛みが和らぐ場合があります。
頭痛が生じる数時間前から1~2日前に、肩こりだけでなく、生あくび、異常な空腹感などの予兆症状がしばしば現れます。
生あくびが続くようになったら、カフェインを含んだコーヒーやお茶をカップに1杯ぐらい取ると予防できる場合があります。ただしカフェインを取りすぎると依存症を招き、カフェイン自体による薬物乱用頭痛になることもあるので注意してください。
また異常な空腹感を覚えたときは、血糖値が下がって脳血管が緩みそうな状態にあります。その時点で甘いお菓子を食べたり、飴を舐めたりすると脳血管が縮んで痛みを起こさずに済む場合があります。
片頭痛の予防に役立つ食品
片頭痛を起こしにくくする栄養素として、マグネシウム・ビタミンB₂などのビタミン群・カルシウム・食物繊維があります。
マグネシウムやビタミンB₂には脳血管を安定させたり、脳の興奮を和らげる作用があります。
カルシウムにも脳の興奮を抑える作用があります。
食物繊維にはコレステロール値を低下させる作用があり、血管を健全に保つことができます。
これらの食品を積極的に摂取すると片頭痛の頻度(回数)を抑えることができます。
- マグネシウムが多い食品
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- ひじきわかめなどの海藻類
- 大豆製品
- ごま
- アーモンド
- ほうれん草
- 玄米
- 魚介類など
- ビタミンB₂が多い食品
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- ごぼう
- オクラ
- さつまいも
- こんにゃく
- イモ類
- 野菜類
- 海藻類
- きのこ類
- 寒天など
- カルシウムが多い食品
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- 乳製品
- 小魚など
- ビタミンDが多い食品
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- カルシウムの吸収率をあげるにはビタミンD(魚に多く含まれる・日光に当たると生成される)と一緒に摂取するとよいです。
- 乾燥きくらげ
- しらす干し
- いくら
- イワシの丸干し
- 焼き鮭
- 干しシイタケなど
このような頭痛がある場合は要注意
- いつもと違う頭痛
- 突然ハンマーで殴られたような激しい頭痛 (激しい頭痛を伴わない場合あり)
- 今までに経験したことがない頭痛
- 突然出現しすぐにピークに達する
- 1か月の間にどんどんひどくなる
- 高齢者で初めて頭痛が起こった
- 明け方に頭痛で目が覚めるようになった
- いつも同じ時間に頭痛が起こるようになった
- 神経・精神症状を伴う
- 麻痺、視覚異常、人格の変化、ボケを伴う
- 高熱を伴う
頭痛に対する当院の治療法
鍼灸治療をメインに治療いたします。鍼灸が苦手な方はお申し出ください。
頭痛はどれも血管の拡張・収縮が関係しており、またストレスも大きく関係しています。
血管の運動に関与している自律神経のバランスが整えば、頭痛の回数や痛みの強さも変わっていきます。
また頭痛持ちの人は首・肩・背中のコリがありそれが悪さをしているので、その周囲の血流改善をしていきます。
頭痛は治療すれば痛みの回数や強さも変化していきます。
痛みのない生活を取り戻し、元気に過ごしてみませんか?
料金
頭痛治療 (ベーシック) | 特別頭痛治療 (アドバンス) | |
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料金 | ¥5,000(税抜き) | ¥7,500(税抜き) |
施術の特徴 | 首肩など局所の施術 | 全身の気の流れを整える施術 |
おすすめする方 | とりあえず 予防で受けたい方 | 頭痛が酷い方 しっかりと治していきたい方 |