起立性調節障害 立ち上がる時の注意点

人は立ったり座ったりするときに、血圧や心拍は大きく変動を繰り返しています。

健康な人は、この変動の影響を少なくできるように脳の血流を一定に保つ機能がしっかりと働いています。

しかし起立性調節障害の人はこの機能が破綻しており、立つときに脳の血流が低下しやすい状態になっています。

それにより、気持ち悪いや貧血などの症状が出てきます。

それを防ぐために、いきなり立ち上がるのは避けましょう。

脳と心臓の高さの位置が同じであれば、脳の血流は低下しません。

寝ている状態や座っている状態の時に急に立ち上がると脳の血流が低下するので、

30秒以上かけて、ゆっくりと起き上がりましょう。

特に朝は脳の血流が悪いのでベッドから起き上がるときは、頭を下げた状態で起き上がり(心臓に近い状態で)、頭を下げたまま腰もかがめたまま、歩いてください。

いきなり頭を持ち上げると、脳の血流が低下して気分が悪くなります。

一度気分が悪くなるとなかなか改善せず、そのまま一日中気分が悪い状態になることもあります。

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