こんにちは。はりきゅう手技療法えにし蒲田の寺澤です。
セロトニンは妊活を行うにあたり、とても大事なホルモンになります。
セロトニンは脳内で働く神経伝達物質の1つで、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。
恐怖や驚きなどの精神的なストレスや、体の痛みを和らげる作用を持っています。
不足すると精神の安定や心のバランスを保つことができなくなります。ひどくなるとうつ病や不安障害などの心の病気になってしまうこともありますので、とても大事なホルモンです。
セロトニンの主な働き
- 精神の安定
- 睡眠の質の向上
- ストレス軽減
- 意欲や集中力を高める
セロトニンが不足することによる影響
- 精神の不安定
- 睡眠障害
- 体の不調:めまい・便秘・頭痛・肩こり・腰痛など様々
- うつ病などの心の病気
不妊の治療でメンタルの問題は改善しなければならない、とても大事な要素になります。

妊活ピラミッドを見てもらうと、土台の所がメンタルアプローチになっています。
- メンタルアプローチ
- インナーアプローチ
- アウターアプローチ
- メディカルアプローチ
どれも大事で全てをバランスよく行わなければなりませんが、その土台であるメンタルを改善するのが、他の施術を行うにあたり、大事になってきます。
そのメンタルを改善するために、セロトニンはとても重要なホルモンになります。
妊活をしている人のお話を聞いていると、「妊娠に対して不安を感じていることが、不妊にも繋がっているのではないか」と思う例が良くあります。
そして、妊活(不妊治療)を頑張っている方は思うように結果が出ず、とても疲弊していらっしゃいます。
でもその状態でも頑張ろうとするので、さらに疲弊してしまいます。(頑張りすぎは禁物です💦)
疲弊しているので、さらにストレスがかかる
⇓
ストレスがさらにストレスになる
⇓
さらに疲弊する
というように悪循環を起こしていきます。
そして人はストレスがあると身を守るために、ストレスを軽減することを優先します。
それで何が起こるかというと、ストレスがあると抗ストレスホルモンを分泌するのを優先し、性ホルモンの分泌が悪くなります。
したがってストレスに必死に対抗している間は、「妊娠」は優先されにくくなります。
ですので、ストレスはできる限り軽減してあげなければいけません。
そのストレスを軽減できるホルモンの1つが、セロトニンです。

セロトニンを増やすには
- 起きたらカーテンと窓ガラスを開け、30分程度朝日を浴びる
- リズミカルな運動をする。(深呼吸・ウオーキング・咀嚼など)
- 人との触れ合いを増やす。(友人たちと楽しいおしゃべりなど)
- トリプトファンが含まれた食品を摂取
- セロトニンを効率よく作るために、正しい食生活を送る(マゴハヤサシイワの食事)
をすることにより、増やすことができます。
リズミカルな運動というのは、リズム良く行う運動です。ウォーキングやサイクリングなどを行う際に、一定のリズムで行うとセロトニンが分泌しやすくなります。
分かりやすいのだとウォーキングでしょうか。「イッチニ・イッチニ」というような感じで、一定のリズムを取ってやるのがいいです。
咀嚼運動(噛む行為)も一定のリズムで行えば、リズム運動になります。ですので、ガムを噛むのもリズム運動になります。
トリプトファンはたんぱく質の一種で、トリプトファンを含む食品は
豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品
チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品
バナナなど
があります。
(もちろんたんぱく質だけを摂れば良いというわけではなく、バランス・量・質の良い食生活を送ることが必要です。トリプトファンが作られる過程で、鉄も必要になってきます。)
またセロトニンは睡眠の質にも関わってきおり、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、セロトニンから合成されます。
しっかりとセロトニンを増やす行為をすることによって、睡眠の質も向上し、日中を快適に過ごすことができます。
セロトニンを増やし、ストレスを軽減して、無理をしすぎないように、楽しいと思えるような妊活をしていきましょう。