妊娠に必要な栄養素:たんぱく質

こんにちは。はりきゅう手技療法えにし蒲田の寺澤です。

たんぱく質は体の土台となる栄養素です。

髪の毛、皮膚、爪、骨、血管、筋、内臓、免疫の抗体など様々なものはたんぱく質から作られています。

たんぱく質が不足すると、

肌の潤いが無くなる

骨や歯が弱くなる

内臓や血管や筋肉が衰える

貧血

細菌やウイルスに感染しやすくなる

など

たんぱく質は神経伝達物質の大元の材料なので、精神の安定にも必要です。

精神が安定すると、ホルモンや自律神経のバランスも整ってきます。

また酵素やホルモンなどもたんぱく質から作られます。

なので、ホルモンの材料ですし、バランスも整ってきますので、妊活(不妊治療)をしている人にも大事な栄養素ですね。

妊娠する前のママがたんぱく質不足(体を作る材料の不足)だと、新しい命を作り出すのも困難になりますね。

そのため、ママになる前からしっかりと摂っていかないといけない栄養素です。

たんぱく質は困ったことに、食いだめができない栄養素なんです。常に消費され続けているので、「今日たくさん摂ったから、明日は摂らなくていいや」というわけにはいかないんですね。

ですので毎日、もっとしっかりやるとすれば朝・昼・晩と毎回取らないといけないです。

朝昼晩常に摂らないといけないのは、大変ですよね💦どうしても無理だとおっしゃる方は、せめてどこかで毎日は摂るように心がけましょう。あんまり無理しすぎてストレスを抱えるのも体には良くないので。ご自身が無理のない範囲で摂っていきましょう。

目安として、1日に摂取する必要量は

体重1キロに対して、1~1.5グラム

妊娠中は1.5~2グラム

になります。

体重50キロの人で

妊娠前は50~75g

妊娠中は75~100g

卵に含まれるたんぱく質がおよそ6.5gですから、結構な量を摂らないといけないんですよね💦

牛肉・魚100gにはおよそ20g含まれています。

(ちなみに細かく言うとプロテインスコアやアミノ酸スコアなどを考えなければいけないのですが、それを考えると大変なので)

滅茶苦茶たくさん摂らないといけないですよね。すごく気持ちが良く分かります。

なのでできる範囲でいいです。無理しないでください(^▽^)

たくさん摂るコツとしては、補食(おやつ)として、食事と食事の合間に摂る、1日5食にするなどの工夫をするのがコツになります。

ししゃもなど頭から尻尾まで全部食べられるものだと、カルシウムとか他の栄養素も摂れるのでおススメです。

ちなみにたんぱく質はビタミンやミネラルなどの栄養素を運ぶ、「運び屋」としての役割もあります。

ですのでたんぱく質が欠乏していると、ビタミンやミネラルがあっても必要とする場所に届かないです。

たんぱく質を消化するのが苦手で、下痢をする人がいます。

たんぱく質を消化しづらい人は

・少しづつたんぱく質の量を増やす

・タンパク質を分解する酵素が入った食材と一緒に摂取(パイナップル・麹・大根のおろし・しょうが・まいたけ・キウイなど)

・ビタミンB群、特にB6の食材と一緒に摂取

などの工夫をしてみてください。

たんぱく質を消化しづらい人の中には

・腸内環境が乱れている

・リーキーガット症候群がある

・消化酵素や胃酸の分泌が不足している(胃酸の分泌が減少している原因として、胃酸を抑える薬を飲んでいる、胃を切除、ピロリ菌に感染している)などがあげられます

上記のような状態がある人は、そちらも改善していきましょう。

たんぱく質は妊娠の準備をしている人、不妊治療をしている人、妊娠中の人にはとても大事な栄養素です。

無理のない範囲で摂っていきましょう。

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