体と卵子の老化を防ぐ コエンザイムQ10

こんにちは。はりきゅう手技療法えにし蒲田の寺澤です。

今回はコエンザイムQ10について。

コエンザイムQ10は食品に含まれている量が少ないため、サプリも活用するのが良いと言われています。

元々は脂溶性の栄養素で、たんぱく質、糖、脂質の代謝を促しエネルギーを作り出しています。

ミトコンドリアの中に存在していて、ここでエネルギーを作っています。

コエンザイムQ10 の役割は大きく分けて2つあります。

  1. ミトコンドリアでのエネルギーの産生
  2. 抗酸化作用(ビタミンCとEにもあります)

抗酸化作用というのは、細胞を活性酸素などの酸化から守って、老化を防ぐ働きのことを指します。

コエンザイムQ10は、この抗酸化作用が最も強い栄養素になります。

元々は体内で作られる栄養素ですが、20歳頃をピークに作る力が落ちていきます。

そして30代と40代になると、さらに減っていっちゃうんですね💦

心臓にはミトコンドリアが多く、コエンザイムQ10も多く存在しています。

心臓のコエンザイムQ10が不足すると、動悸・息切れ・疲れやすい・冷え性などが現れてきます。

もし年齢が上がるとともに、このような症状が起こるのであれば、不足が原因の1つかも知れません。

老化にも深く関わる栄養素

コエンザイムQ10は老化にも深く関わっている栄養素なので、妊娠にも影響を与えます。

精子や卵子の中にも、ミトコンドリアは多く存在しています。(ミトコンドリアがエネルギーを生み出す)

エネルギーを生み出すときには、活性酸素も必ず発生します。

若いうちはコエンザイムQ10が多くあるのでなんとかなりますが、年齢が上がるとともにコエンザイムQ10も不足し、抗酸化作用も低下してしまいます。

そうすると、卵子と精子の酸化も加速してしまいます。

なので30代後半以降であるならば、積極的に摂取するのが良いと思います。

コエンザイムQ10の種類

コエンザイムQ10は元々脂溶性ですが、最近は水溶性のものもあるみたいです。

ちなみに脂溶性というのは水ではなく油で溶ける ということです。ですので、脂溶性ビタミンは、油と一緒にとることで吸収率が良くなります。

また脂溶性ビタミンは、水に溶けにくい性質を持つため、体内で蓄積されやすい特徴があります。そのため、過剰摂取すると、過剰症を引き起こす可能性がありますので、少し注意が必要ですね。

たくさん摂りすぎたら良くないということなので、普通に摂っている分には大丈夫ですから安心してください。

その点、水溶性はそういった注意は必要ないので脂溶性よりは安心かも知れませんね。

また「還元型」と「酸化型」というタイプもあるみたいです。

還元型は体内での変換の必要がない、酸化型は体内で還元型に変換されるが、その能力は加齢やストレスにより弱まるため、ロスが生じやすい。

という意見もありました。

しかし、これとは逆で、還元型も酸化型も体内での効果は同じ。

コエンザイムQ10は体内に吸収後は、「酸化」と「還元」を繰り返しながら働くため、どちらの型を摂取しても効果に違いがない。また加齢により還元型に変換する能力が衰えることもない。

という意見もありました。

ということは、あんまり還元型なのか酸化型なのか、意識する必要はないと私は思います。

どちらかというと「体内にきちんと吸収されているかどうか」のほうが大事だと思います。

まれに吐き気や嘔吐、下痢などの胃腸症状が生じる人もいるので、注意してくださいね。

コエンザイムQ10を多く含む食品
青魚(イワシ、サバ)、ナッツ類(アーモンド、くるみ)、肉類(牛肉、豚肉)、野菜類(ブロッコリー、ほうれん草)乳製品(牛乳、チーズ)など

※ビタミンEとCを一緒に摂取することで、抗酸化作用がアップ

そしてコエンザイムQ10はビタミンEの再生を助けることで、抗酸化作用をより長く持続させる効果があります。

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