成人病になるのは胎児期に決まる?

こんにちは。はりきゅう手技療法えにし蒲田の寺澤です。

成人病胎児期発症説ってご存じですか?

30年ぐらい前にイギリスの学者さんが唱えた説で、低体重で生まれた赤ちゃんは、成人になってから生活習慣病になるリスクが高くなるという説です。

低体重で生まれた赤ちゃんほど、高血圧や心筋梗塞のリスクが高いとのことです。

胎児期に栄養不足だと、ネフロンという腎臓の尿を作る機能単位が少なくなり高血圧になりやすいみたいですね。

おそらく子宮内で低栄養に晒されたため、栄養を効率よく脂肪に変える能力を身につけたのではないかと言われています。

ということは、すごく太りやすいということですね。少ししか食べてないのに太る、「あの人はあれだけ食べているのに、何で太らないんだろう」なんて思ってらっしゃる方は、もしかしたら身体がこういう状態なのかもしれないですね。

第一次世界大戦の時に経済封鎖されたオランダで飢餓が発生。その時胎児であった人たちを調査した結果、肥満だけではなく、精神疾患になっている人も多かったようです。

低栄養が成人病だけでなく、精神にも影響するということです。

ママが栄養不足だと、赤ちゃんも当然のごとく栄養不足になり、知能や発育に影響を及ぼすとも言われています。

ママの栄養不足が赤ちゃんに与える影響はとても大きいですね。

それだったら太ってる方がいいんだ、というわけではないですからね(;^ω^)(;^ω^)

妊娠中の太りすぎや急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが上がりますので、お気を付けください。

今も昔も、特に若い女性ですが、やせている人が多いように思います。そういったやせている人は、ほとんどの場合、症状は出ていないかもしれませんが、栄養不足であると思います。

日本は他の先進国と比べてとても高い割合で、低体重の人が多いんです。

若いころに栄養不足だと、そのつけが後々、回ってきちゃいます。これは栄養に限った話ではなく、腰痛や肩こりも同じなんです。

また低体重や栄養不足の人は、骨がスカスカになったりや月経異常などの女性に起こりやすい健康障害と関連しています

今まさに妊活をされている方。悲観しなくても大丈夫です。

体質は変えられます。時間はかかるかもしれませんが、適度な運動と正しい食生活。そして心がわくわくするようなことをしましょう。

健康的な赤ちゃんを授かるために今からでも遅くないので、しっかりと栄養を摂るようにしましょう。

そして若い女性の方。ダイエットしてカロリーを気にしすぎたり、野菜中心の食生活などの極端な食生活をしていませんか?

そういった食生活を続けていると子宝を授かりたいと思ったときに、「よし、きちんとした食生活を送ろう」なんて思っても、「お肉が食べると胃がもたれるとか、必要な量の食事が口に入っていかない」なんてことになりかねませんので、今からしっかりと栄養を摂ることが大事です。

でもどうしてもやせたいのであれば、しっかりと栄養を摂って、しっかりと運動(筋トレとか)もしましょうね。やせるためには運動は必須です。

運動もしないでやせようと思っちゃダメですよ(^▽^)

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