東洋医学では世の中のすべての物を陰と陽に分けています。
上と下 表と裏 熱と寒 昼と夜 動と静 男と女 背中と胸腹 左と右 太陽と月 夏至と冬至
などです。(左側が陽、右側が陰になります)
人はこの陰陽のバランスが整っている状態が、健康な状態になります。
この陰陽のどちらかが強くなったり[偏盛(へんせい)]弱くなったり[偏衰(へんすい)]するとバランスが崩れ、体の不調が起こります。
そもそも人には本来 陰陽のバランスをとる機能が備わっており、それによって陰が強くなり過ぎないように、陽が強くなり過ぎないようにしています。
例)
夏に発汗を促し、体内の陽が強くなり過ぎないようにしている。
冬は汗腺を閉じて陽が弱くならないようになど。
しかし人体に何らかの問題が生じると(睡眠不足や過度なダイエットなど)、陰と陽のバランスが崩れ体調を崩していきます。