昔から「春には芽を食べる」と言われており、地面近くで育つ食材を食べるのがよいとされています。
ふきのとう、タラの芽、わらび、つくし、タケノコ、ウド、ゼンマイなどなど。
これら、春の山菜には苦みがあり、体の中の余分な熱や、水などを排出する効果があります。
冬は体をあまり動かさないので、体に余計なものが溜まっている時期でもあります。
この冬に溜まったいらないものを、春の食材の苦みが取り除いてくれるのです。
そして、この苦みには精神を安定する効果もあります。
春は自律神経が乱れたり、情緒が不安定になりやすい時期です。
春の食材の苦みによって自律神経を整えて、正常な状態へと導いてくれます。
また自律神経を整えるのに、鍼灸の施術も非常に有効です。
なんだか調子が上がらない、すぐに疲れるなど、理由がはっきりと分からない体の不調をお持ちの方は、自律神経が乱れているのかもしれませんね。