こんにちは。はりきゅう手技療法蒲田の寺澤です。
ビタミンAは妊娠初期の赤ちゃんの成長をサポートしつつ、子宮環境を整える働きがある、栄養素です。
子宮環境を整える栄養素は、他には鉄・亜鉛・ビタミンDがあります。
ビタミンA は細胞の増殖や分化に関わっていて、特に骨・神経系の分化ンA は細胞の増殖や分化に関わっていて、特に骨・神経系に深く関わっています。
※細胞の増殖=細胞が分裂を繰り返し、数を増やすこと。生き物の成長や組織の維持には、なくてはならない行程。
※細胞の分化=細胞が特定の機能や形態・形成をもつために変化すること。
例)受精卵が 前核期胚⇒4分割期胚⇒8分割期胚⇒桑実期胚⇒胚盤胞となって子宮に着床する過程も分化が行われています。
妊娠して1~2か月頃は、活発な細胞の分裂と分化を繰り返していて、とても多くのビタミンAが必要な期間です。
ですので、妊娠の初期にはできるだけ多くのビタミンAを摂って頂きたいのですが、合成されたビタミンAは胎児に奇形が起こる可能性があるともいわれています。
したがってビタミンAを摂る際は、天然の食品や天然の食品を原料としたサプリメントから、ビタミンAを摂った方がいいです。
またβ₋カロテンはビタミンAの働きを活性化するので、一緒に摂取するのが良いです。
ビタミンAを含む食品(Aは脂溶性のビタミン)
牛・豚・鶏のレバー あん肝 うなぎ あなご 鮎 銀鱈 ほたるいか バター 卵黄 海苔 にんじん モロヘイヤ かぼちゃ パセリ 春菊 ほうれん草 など
β₋カロテンを含む食品(βカロテンも脂溶性)
緑黄色野菜(にんじん モロヘイヤ ほうれん草 かぼちゃ パセリ しそ パプリカ にら)海苔
※脂溶性とは
油に溶けるということです。そのため油と一緒に摂取すると、吸収率が上がります。
油でいためたり、脂肪成分の多い食品と一緒に摂ると、吸収率が上がります。
脂溶性の食品や栄養素は、摂りすぎると過剰症を起こすので注意してくださいね。