このような症状でお困りではありませんか?
梅核気(ヒステリー球)とは?
梅核気とは、のどに異物が詰まっているような感じがあるが、実際には何もできていない為、吐き出そうとしても飲み込もうとしてもとれない症状のことを指します。
そのため、西洋医学的な検査(レントゲン、超音波、MRI、内視鏡など)をしても異常が見つからないことがあります。
西洋医学では咽喉頭異常感症(いんとうこうとういじょうかん)、咽喉神経症、ヒステリー球と言われ、東洋医学ではノドに梅核(梅の種)のようなものがあるように感じることから、梅核気と言われています。
原因は?
長期的にストレスに晒されていることが、大きな原因だと考えられています。
東洋医学的な考えですが、ストレスにさらされると、「肝」という臓腑に失調が起こり、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」という状態になります。
この肝気鬱結が「脾」という臓腑に問題を起こすと、脾が機能低下を起こし、「痰」を生じます。
そして肝気鬱結と痰が、ノドで結ばれると梅核気がおこります。
この状態が、基本的な梅核気の病態になります。
長期にわたりノドに梅核気の素(もと)が存在していると、それが熱化し、体の中の気・陰液などが損傷していく事があります。
※肝気鬱結は精神的ストレスだけではなく、怒り、思い悩み、過労、運動不足などでも起こります。
痰は、飲酒、甘いものや脂っこいものの食べ過ぎなどでも生じます。
この梅核気は、大きく3つのタイプに分かれます。
- 怒ると悪化、咳や嘔吐、わき腹や胸につかえなどを伴うタイプ
- 不眠、耳鳴り、ほてり、微熱、ノドの乾きなどを伴うタイプ
- 倦怠感、動悸、息切れ、食欲不振などを伴うタイプ
これ以外にも様々な症状が現れることもあります。
またストレスは精神的なストレスだけではなく、気温や気候の変化も大きなストレスとなります。
春は気温や天候の変化が激しく、急に温かくなったり、冷え込んだりするので、この気温や天候の変化も、体はストレスと感じます。
しかも春は、肝が弱りやすい季節でもあるので、ストレスに対する抵抗力も弱っています。
梅雨の時期は湿気が多く、これも体にストレスを与えます。
脾は喜燥悪湿(きそうおしつ)といって、乾燥した状態を好み、湿気を嫌う臓腑でもあり、湿気があると脾が機能低下をおこしやすくなるので、梅核気になりやすくなります。
治療方法は?
当院では上記のどのタイプに当てはまるのかを見極め、その人の状態に合わせて適切なツボを選択し、施術していきます。
また梅核気の方は、自律神経のバランスが崩れている方が多く見られますので、自律神経のバランスも整えていく施術も致します。
鍼灸により全身のバランスや生理物質を調整すると治癒力が増し、ストレスや外部環境から受ける刺激に負けない、健康的な状態に変化していきます。
もちろん鍼灸治療だけでなく、その状態を起こしている原因が日常生活にありますので、可能な限り、その原因が解決できるよう協力していただければと思います。
原因が解決されない限り、体には負担が積み重なっていきます。
体はわずかな負担が積もり積もって、その影響を受け、症状がでてきます。したがって、その負担を少しでも減らすことが非常に重要になってきます。
自律神経の失調や梅核気(ヒステリー球)でお困りの方は、整体はりきゅうえにしにご相談ください。
石川台・雪谷大塚・御嶽山・久が原・洗足池・長原・旗の台や大岡山、東急池上線・大井町線沿線にお住まいの方、ご相談ください。